あらまし

ユビキタスコンピューティングと屋内環境の位置認識

別所 正博 小林 真輔 越塚 登 坂村 健 

Vol.92 No.4pp.249-255

発行日:2009/04/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 ユビキタス時代の屋内位置検知技術

専門分野:

キーワード:
ユビキタスコンピューティング位置情報サービスコンテクストアウェアネス複合的位置認識

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あらまし:
コンピュータと通信,特にその複合システムの進展に伴い,位置情報を利用したサービス,例えば観光ガイドや歩行者ナビゲーションといったサービスに,いつでもだれでもどこでもリアルタイムにアクセスできるようになってきた.このような位置情報を取得するための技術,すなわち位置認識技術は,ユビキタスコンピューティング環境実現の鍵として特に注目されている.位置認識技術として,屋外では主にGPSがかなり普及してきた.一方で屋内や地下街といった環境ではGPSの利用が難しいため,ユビキタスインフラを活用した方式が注目を集めている.本稿では,このようなユビキタスコンピューティングと位置認識技術の関係を概説する.ここでは,位置認識の要素技術,例えば赤外線や超音波を使った方式や,無線通信技術を活用した幾つかの方式を概説し,更にこれらを組み合わせて用いる複合的位置認識技術についても触れたい.そして,このような技術が可能にする応用を,幾つかの先進的な実例とともに紹介する.

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