国際標準化とビジネス戦略──電子情報通信学会ソサイエティ大会2008 大会企画──
Vol.92 No.6pp.452-457
発行日:2009/06/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
国際標準化, ビジネス, ライセンス, 産学官連携, 学会,
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あらまし:
電子情報通信分野の標準化は,相互接続性の確保等の観点から極めて重要なものであり,1995年WTO/TBT協定の発効や2001年中国のWTOへの加盟等による積極的関与を背景に,国際標準に準拠することがビジネスの上でも不可欠のものになりつつある.
しかし,国内外の企業や学会関係者の標準化に関する意識はそれほど高いものとはいえず,IECの国際標準化活動の国内窓口となっている本会規格調査会が啓発を目的として本セッションを企画した.
羽鳥光俊氏(規格調査会委員長)開会あいさつの後,国際標準化の取組みとビジネスに関して井上幹邦氏(経済産業省),武内敏晃氏(日本電波工業),若尾正義氏((社)電波産業会),井上友二氏((社)情報通信技術委員会)から講演を頂き,その後,国際標準化活動の重要性に関する理解はどこまで進んでいるか,いざ国際標準を獲得していくためには何が必要なのか,国際標準化活動に関し学会が果たす役割は何か,をテーマにパネルディスカッションを行った.