あらまし

リコンフィギュラブルRF 回路の将来展望

岡田 健一 

Vol.93 No.11pp.948-953

発行日:2010/11/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集 エレクトロニクスの多様化を支える新デバイス技術──2020年を見据えて──

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キーワード:
リコンフィギュラブルRF 回路CMOSソフトウェア無線マルチスタンダードマルチバンドディジタルRF

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あらまし:
電子機器の加速度的な普及と多様化により,ハードウェアとしての集積回路にも柔軟性が求められている.回路は,ディジタル化という単純化により,様々な粒度での柔軟性やリコンフィギュラビリティを獲得しているが,一方で,外部との通信やセンサなどの実世界との界面では,本質的にアナログ回路技術が必要である.ディジタル信号を処理する方法として,マイコンやDSP,FPGA,カスタムLSI などにより,はん用性と性能のバランスを選択できるが,アナログ回路でははん用品で実現できる機能の範囲は限定的かつ固定的である.このような状況の打開のため,アナログ回路設計にリコンフィギュラビリティを導入することで,柔軟性と性能向上を両立する.本稿では,リコンフィギュラブルなアナログRF回路技術について,将来展望及び現状での要素技術について概説し,アナログ回路技術の変革への道筋を示す.

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