色素増感太陽電池
Vol.93 No.3pp.198-203
発行日:2010/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 太陽エネルギー発電の現状と将来展望
専門分野:
キーワード:
色素増感太陽電池, 最高変換効率, モジュール開発, 耐久性試験,
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あらまし:
シリコン(Si)系太陽電池に比べてコストが1/3 以下に低減できる色素増感太陽電池の研究開発動向について紹介した.サイズが1cm2以下のミニセルの最高変換効率は11~12%であるが,最近性能は伸び悩みの傾向である.一方,モジュール化の研究開発は着実に進歩している. 10cm 角程度のサブモジュールでは変換効率10%が報告され,実用化に向けたメートルサイズのモジュールの製造とアモルファスSi 太陽電池のJIS 規格を用いた環境試験・耐久性試験や屋外実証試験が国内外で検討されている.経済性の高い実用化には引き続き耐久性と性能向上の検討が必要である.