太陽光による水素製造
Vol.93 No.3pp.222-227
発行日:2010/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 太陽エネルギー発電の現状と将来展望
専門分野:
キーワード:
水素製造, 半導体光触媒, 可視光利用, 酸化還元対,
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あらまし:
安価な半導体光触媒を用い,無尽蔵の太陽光によって水から水素を直接製造することができれば,エネルギー問題の解決に寄与できる理想的な太陽光エネルギー変換系となり得る.実用化への課題はエネルギー変換効率をいかに向上させるかであり,そのためには太陽光スペクトルの大部分を占める可視光の有効利用が不可欠である.本稿では,筆者らが開発した「2 段階光励起型水分解システム」による可視光水分解の実証を中心に,本研究分野の背景や現状を解説する.