符号化MIMO-OFDM方式について
Vol.94 No.8pp.728-734
発行日:2011/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
MIMO, OFDM, LDPC 符号, 最ゆう判定法,
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あらまし:
マルチパスフェージングに耐性のあるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式は,1960年代からその原理や利点は知られていたが,近年ディジタル信号処理技術の進展とともにその活用が進み,地上波ディジタル放送,無線LAN,高速ADSL,WiMAX,3.9 世代LTE 方式などあらゆる有線・無線通信方式に活用されつつある.従来,OFDM 方式は送信アンテナ1 本,受信アンテナ1 本のSISO(SingleInput SingleOutput) 無線通信路に対する適用であったが,1996 年頃にBell 研のFoschini らによって開発された送信アンテナ複数本と受信アンテナ複数本を用いるMIMO(MultipleInput MultipleOutput)方式と結び付き,MIMO-OFDM 方式として,今後ますます適用領域が広まりつつある.本稿ではMIMO-OFDM方式における符号化につき述べる.