東日本大震災における通信インフラの災害復旧とその課題

山路　栄作

あらまし

山路　栄作

Vol.95 No.3pp.195-200

発行日:2012/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集　東日本大震災からの復興の取組みと震災から得た教訓

専門分野:

キーワード:
東日本大震災, 災害復旧, ふくそう, 通信手段確保, 耐災害性,

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あらまし:
通信インフラは，遠隔地間において即時に情報のやり取りを可能とするものであり，国民生活や産業経済活動に欠くことのできない重要な社会インフラである．特に，災害発生時等において，国民の生命・身体の安全確保や国家機能の維持を担う基盤として警察・消防等の重要通信や安否確認等にかかる通信を安定的に提供することが求められている．本稿では，東日本大震災における固定通信網及び移動通信網の被災状況と復旧の取組みを解説する．また，総務省が開催する「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」での議論を踏まえ，東日本大震災で明らかとなった今後の課題と対策について述べる．

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