硬膜外麻酔シミュレータの現状
Vol.95 No.9pp.840-845
発行日:2012/09/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
硬膜外穿刺, 力覚インタフェース, マネキン, 黄色じん帯,
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あらまし:
麻酔により手術が安全に施行されるようになったが,技術習得のためにシミュレータが研究開発されている.麻酔には全身麻酔と局所麻酔があるが,本稿では局所麻酔に用いられる硬膜外穿刺に関するシミュレータについて述べた.コンピュータと力覚インタフェースを用いた方式では,患者ごとのデータを再現できる点が長所であるが,実際の穿刺とは異なる手技になる点が欠点である.マネキンでは,実際の穿刺手技を再現しやすく研修医の練習には適しているとされるが,黄色じん帯の再現が不十分である点などが課題として残されている.