アモルファスInGaZnO4薄膜トランジスタのトップゲート効果解析
Vol.97 No.3pp.193-197
発行日:2014/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 酸化物エレクトロニクスの進展と将来展望
専門分野:
キーワード:
酸化物半導体, InGaZnO, 薄膜トランジスタ, トップゲート効果, アモルファスシリコン,
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あらまし:
ボトムゲート電極とトップゲート電極を有するデュアルゲート構造TFTにおいて,ボトムゲート特性のトップゲート電圧依存性(トップゲート効果)は,TFT上部に発生する予期せぬ電荷(LCDの場合,液晶/配向膜界面での電気二重層)に対する特性安定性の目安にもなり,その解析は実用面・TFTデバイス物理理解の両面で重要である.デュアルゲート構造を有するアモルファスInGaZnO4(a-InGaZnO)TFTを作製し,そのトップゲート効果を解析した.従来のアモルファスシリコンTFTと比較しながら,a-InGaZnO TFTならではの特徴的な振舞いについて考察する.