超長期保存メモリ・システムの社会的インパクトを見積もる
Vol.98 No.12pp.1048-1050
発行日:2015/12/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 超長期保存メモリ・システムへの挑戦
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あらまし:
爆発的にデータが増加する全世界のデータ量は,製造されるストレージ容量の増加ペースを上回る.データ活用が活発化する中,法規制への対応,後世まで受け継ぐべき資産,長期的な蓄積により価値を生み出すデータは,長期保存が必要である.データの長期保存には,保存の信頼性向上とデータ移行・保存コスト低減を同時に実現することが求められるが,現状最適な手法は存在せず,超長期保存メモリ・システムが有望と考えられる.将来的には22~33兆円の市場規模が見込まれ,システムが活用される各分野に波及する大きな経済効果が期待される.