あらまし

次世代超高速・超高密度磁気記録への挑戦

塚本 新 大貫 進一郎 中川 活二 伊藤 彰義 

Vol.98 No.2pp.138-143

発行日:2015/02/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:解説

専門分野:

キーワード:
超高速磁気記録超高密度磁気記録全光型磁化反転現象プラズモンアンテナ電磁界シミュレーション

本文:PDF(794.2KB)>>

記事を購入

あらまし:
近年の磁気ディスクの高速化及び高密度化は,磁性材料やヘッド構造,変調符号技術,サーボ技術,ヘッド潤滑等の複合技術の驚異的な進歩により進展してきた.しかし,膨大な記録需要に伴う記録速度高速化への要請に対し,磁性材料の磁気共鳴現象に由来した物理限界に近づきつつある.筆者らの研究グループでは,記録速度を現行の1万倍に高める可能性を示す超短パルス光を用いた新規超高速化技術と,プラズモンアンテナを用いた高密度化技術を融合した,革新的な次世代磁気記録システムを提案している.本稿では,超短パルス光照射のみで超高速磁化反転可能な全光型磁化反転現象,光の回折限界を超えて記録可能なプラズモンアンテナの作成と実証実験,超高速・超高密度磁気記録方式の実現に向けた磁気記録用アンテナの原理,設計,シミュレーション検証などについて紹介する.

ログイン

 > 

パスワードを忘れた場合は

メニュー

Online ISSN:2188-2355

…ジュニア会員・学生員に
 お勧めの記事