政府統計の匿名データ――その制度と技術――
Vol.98 No.3pp.212-217
発行日:2015/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 個人データの活用とプライバシー保護
専門分野:
キーワード:
公的統計, 二次的利用制度, ミクロデータ, 統計的開示抑制, 事実上の匿名性,
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あらまし:
平成21年4月から全面施行された統計法では,新たに匿名データの作成・提供の制度が創設された.この制度は,統計調査から得られた調査票データに匿名化措置を施した上で,所要の要件を満たす申出者に対し匿名データを貸与するものである.平成26年8月末現在,総務省から6統計調査及び厚生労働省から1統計調査の匿名データが提供されている.本稿では,統計の分野になじみの薄い読者に対し,匿名データに関する法制度と匿名データの作成技術について概説する.