あらまし

音声翻訳システムの実証実験

河井 恒 

Vol.98 No.8pp.734-739

発行日:2015/08/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 2020年,言葉の壁を超える音声翻訳――新しい技術と研究の可能性――

専門分野:

キーワード:
音声翻訳実証実験翻訳アプリネットワーク型

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あらまし:
自動音声翻訳の実証実験の目的は,実世界での試用により実用化に向けた課題を抽出・改良することだけではなく,研究室の想定を越えた利用場面を探すことでもある.換言すると,実世界で広く潜在するニーズとシーズをマッチングさせることである.NICTでは,音声翻訳技術の向上に伴い,2000年代後半から本格的な実証実験が可能になった.2009年度には,全国5か所の観光地で大規模な実証実験を行った.2010年には,ネットワーク型音声翻訳のスマートフォンアプリVoiceTra®を世界で初めて無料公開し,ダウンロード数86万件,発話数1,140万件を記録した.2012年からは,国際連携により27言語の翻訳に対応したVoiceTra4Uの実証実験を行っている.

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