超高速光A-D変換の現状と今後の展開
Vol.99 No.10pp.992-998
発行日:2016/10/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
光信号処理, A-D変換, 光サンプリング, シリコンフォトニクス,
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あらまし:
ディジタルコヒーレント光通信をはじめとした現在の情報通信(ICT)技術の対象とするアナログ信号の広帯域化とA-D変換器自体の高性能化に伴い,消費電力などの問題が顕在化してきている.A-D変換器の高性能化をアシストすることを目的として,低ジッタ性をはじめとした潜在的な特徴を持つ光技術の活用が注目されてきている.また,高サンプリング速度化だけでなく,A-D変換器の並列構成に起因する消費電力の課題に対する光技術の活用の可能性も期待されてきている.本稿では,超高速光A-D変換について,その現状と今後の展開を概説する.