移動伝搬研究――進化する伝搬モデル及びシミュレーション――

北尾　光司郎

あらまし

北尾　光司郎

Vol.99 No.8pp.820-825

発行日:2016/08/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集　アンテナ・伝搬の研究開発のこれまでの50年とこれからの50年

専門分野:

キーワード:
移動伝搬, 伝搬測定, 伝搬シミュレーション, 伝搬モデル, 深層学習,

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あらまし:
移動通信システムの性能は，移動通信環境における電波伝搬特性である，いわゆる“移動伝搬特性”に大きく依存する．そのため，今後もシステムの進化に応じて移動伝搬研究の内容も変化していくと考えられる．本稿では，これまでの移動伝搬研究について概説するとともに今後の展望について述べる．伝搬研究は膨大な測定データを取り扱うことや，今後，伝搬シミュレーションに必要な構造物モデリングに画像解析技術が必要になると考えられるために，将来的には，上記の処理や解析と親和性の高い深層学習の伝搬研究への応用について検討されると考えられる．

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